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３）ビール売り　（北　ゆかり）

<<日本の国民スポーツ＜野球＞>>
日本で、野球はとても人気のあるスポーツです。子供たちは少年野球チームに参加し、将来プロ野球選手になることを夢見ますし、大人たちは草野球をしたり仕事帰りや休日にプロ野球観戦を楽しみます。

<<野球とオヤジ>>
日本のプロ野球を最も愛しているのはオヤジ（４０代～６０代の男性のことで、特に若い女性たちの間で呼ばれています）です。彼らは、夏になるとビールに枝豆をつまみながらテレビの前で野球観戦に興じます。野球-オヤジ-ビールは切っても切り離せない関係なのです。

<<それでも売れるビール>>

私の住んでいる町には、プロ野球チームロッテマリーンズのホームグラウンドである千葉マリンスタジアムがあります。私は、そこでビールを売り歩くアルバイトをしています。球場のビールは定価の倍の値段で売っているのですが、オヤジたちでいっぱいの球場では次々とビールが売れていきます。この仕事はビールを１本売るごとに９０円もらえるので、たくさん売るほど収入が増えていきます。

<<売るためのコツ>>
ビールを売るバイトは、特に売るためのマニュアルがあるわけではなく自分なりに売り方を工夫して売り上げを伸ばしていきます。基本中の基本である３つのことを紹介してみましょう。

笑顔
お客の大部分がオヤジなのですから、笑顔のかわいい女の子からオヤジたちは買いたがるのです。
片手を挙げて大声で売る
お客は買いたいとき手を挙げて意思表示をするのですが、売る側が手を挙げていると、お客側も手を挙げやすいのです。
売れる場所を知る
屋外の球場であれば売れる場所は存在します。例えばDay Gameの時は、日がよくあたっている場所を中心に売り歩いてみたり、売店から遠い外野席などを売り歩いてみると売れるのです。

私のアルバイトを少し理解していただけたでしょうか？私は現在、大学２年なのですが、この貴重な大学時代に他にもたくさんのアルバイトしていろんな人と出会いまた、いろんな経験をしたいとおもっています。アルバイトは、学生にとってお金を得るだけのものではないのです。

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