渡辺節子が行く「世界の旅」

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サイバースペースへの旅


 私は好きが高じて旅をビジネスにしてしまったほどの旅行好きです。
 『今まで訪れた中で一番好きなのは、どこですか?』とよく聞かれます。
 どこもそれぞれ素晴しいのですが、このところ、飛行機にも船にも乗らず、居なが らにして、時空間を超えて地球を飛び回り、世界中の方とお話できるサイバースペ ースの旅を楽しんでいます。

 ことの始まりは去年の夏でした。NTTマルティメディア開発部の方から、英語の授業 で学生に作成させている外国人向け日本ガイドをインターネットに載せないかとお 誘いがあったのです。

 ごく身近な日本文化を学生が取材、写真撮影して、英語と日本語で紹介しはじめた ら、海外から、様々の感想や情報の付記、果ては英文を添削してくださるボランテ ィアまで現われました。日本では、大学や高校の授業で使って下さる先生もいらっ しゃいます。まだまだ記事も少ないのですが、多い時で週に2万ページものアクセ スがあります。

 サイバースペースの旅は、実際の旅とは違った臨場感があります。お便りくださる 人の住む土地の気候風土や生活ぶりが言葉の端々に伝わってきます。
 日本は桜が満開なのに、アメリカ東部からのお便りには、大雪の中、春を待つ様子 が伝わってきたりします。

 世界中何処からでも、何時でも見られるのも凄いと思います。
 先日、ミモザの花盛りのエクスアンプロバンスのセザンヌのアトリエを訪れた時の 事です。インターネットを見ているセザンヌの孫にあたるお嬢さん達に、Japan Thru Young Eyesを開いてみせて、画面に見慣れた表紙が現われた時は、感動しまし た。

 沢山いただくお便りですが、ホームページ開設を祝う文も多いです。通り一遍でな く、具体的に褒めたり、学生達や私の労をねぎらったり、今後の発展を励ましてく ださいます。
 質問も思いもよらないものばかりです。
例えば七福神に、7つの福の神の序列はあるのかと聞いてきます。 日本の庭を見た い。自分の庭は2000坪だとさりげなく書いてくる方もいらして、びっくりです 。インターネットは時空間を超えて多種多様な人が集い理解し合う異文化コミ ュニケーションの場だと実感しています。

 皆さんもどうぞJapan Thru Young Eyesを覗いて下さい。日本文化発信をお手助けく ださるとありがたいです。ご意見お待ちします

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