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HOME > SHE JAPAN TOURS > 参加者の声 > 鬼無里・戸隠で水芭蕉・ブナの新芽・山菜を愛でる旅


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山野草を中心に、見たまま、思いつくままに

深谷宣子
写真:渡辺節子

北信濃鬼無里(7/17-7/20)

第1日目  長野駅から路線バスで鬼無里へ
バスの窓から目にしたうす紫色のこんもりした木々。大木にからみついた藤が上へ上へとのび、みごとな樹型をつくる。 あちらに一本、こちらに2本、それが右側左側と続く。1時間ほどの乗車はあっという間。渓谷の新緑も又心に残る。

夜は古民家泊
曲がりくねった山間を車で揺られて着いた所が築160年の古民家。大きな古い家は、この山間に相応しく堂々と。縁側から前方遠く眺める。北アルプスの白馬、杓子、白馬槍岳が連なって目の高さに。時折、ガスのベールで見え隠れする様は、山の天気の移り変わりの速さを物語る。
一方、家の中では囲炉裏の火が赤々と燃え、薪の弾ける音が私達を迎える。太い柱、欄間、建具など等は黒光りして重厚。幼い頃どこかで聞いた音でもあり、遠い昔の故郷の匂いが。
今夜泊まるのは、修学旅行で民泊の中学生6名を含めて23人。その食事を当家のおく様がお一人で。わらび、あざみ、ふき、こしあぶら等の山菜に、野菜や海産物をうまく組み合わせ手際よく盛りつける。 つい、メモを取らせてもらい8品目ほどのレシピ。 夜の食事の楽しかったこと。

第2日目 奥裾花渓谷・水芭蕉見学ハイキング
ブナの林を通り、水芭蕉の群生地へ。湿原一面満開の水芭蕉。近くで見ると少々遅かったかな。でも遠くから眺めると、それはそれは神秘的。黄色のリュウキンカも顔を覗かせて。 次は、おやきづくり体験とブナ林散策とに分かれて行動。ブナ林散策を選ぶ。オオカメノキの花が白く咲きタムシバも又白い花をつけて、楚々として品のある姿にーああー美しいなあー。茶屋をでたとたんカタクリの花々。赤紫が忘れられず。

今晩は、鬼無里の湯泊予定。道すがらバスの窓からいきなり見覚えのある花が目に飛び込む。赤花イカリソウ。一本みつけたら、次から次へと。バスが止まったのを幸いに駆け出す。株ごとに風に揺られて咲いている。自然に咲いている赤花イカリソウを真近で手に触れながら、、、。 山にあってこそ美しい姿に感動。 鉢で育てていたことを考えると、なんて可哀想なことをしたものだと反省。 も少し林の中に足を運ぶ、ミヤマリンドウ、イチヤクソウ、エンレイソウ、イワカガミ等次々 と自然の中での山野草との出会い。山野草を愛する者の最高の喜び。 夜、布団に入っても山野草達の姿が脳裏から消えず。

第3日目 戸隠へバス旅行
宝光社〜中社〜奥社コース。参道の両側に小さな流れ。その両岸にぬれた二輪草が。行けども行けども二輪草と共に。ちょっと隙間に目を移せばカタクリが一輪又一輪と。戸隠神社の境内ではクモキリ草に。女坂を降りたあたりではシラネアオイに。山野草店でしかみたことのない花々。夢の様。

 夜は、あの古民家でのコンサート。囲炉裏を囲んでのそれは人口2,000人足らずの過疎地区とは思えない程の人、人で邸内はいっぱい。築160年の家は大きな和太鼓の音には揺らぎもせず。朗読の紋付袴にも驚くことなくすべてを受け入れて。160年いろいろな人間模様を見てきたろうに、黙して語らず何事もなかった ように。 夜は「星と緑のロマン館」泊

第4日目 帰路 宿泊地の小川村と鬼無里の特産物(あざみ、タラの芽、鞍掛豆、チャイゲ)を買う。おやきの味見、、、、ふるさとの味。 帰路は、小川村から路線バス。1日目に目にした渓谷と藤の様子はすっかり色濃くなり藤の大きくなった房が手にとるように見える。山は一段と華やいで、、、。山野草好きの私には又とない旅でした。

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