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寒くて愉しいヨーロッパ
文 本杉純子
写真 渡辺節子
ブリュッセル旧市街のゴディバ
今回、の旅行どうだった?と聞かれたら、寒かったと、楽しかったの二言に尽きる。
ブラッセルのあの寒さは、雪国育ちのわたしでも、覚えがないような寒さだった。
ホットワインを飲む手が震え地震かと思えるほど足が震えた。
それほどの寒さの中でもゴディバのチョコを買いに走った。
吉海さんと二人で・・・五箱買うと一箱のおまけにまけ、
四箱のつもりが六箱に・・・初日の日からこの重いチョコをっ持って歩く羽目に・・・。
その後パリに、パリは二度目の訪問で前回はホテル日航に二泊した。
今回は、ルーブルの前、オルセーの隣のホテルに7泊、立地は最高だった。
パリ一泊目から、同室の友人が、「目が見え無くなってきた」と言い出した。
これには困ったが、いろいろ検討した結果、アメリカンホスピタルの病院に行った。
海外旅行で、病気になった時は、日本大使館で、病院を紹介してもらうのが一番良い。
その病院で、医者が患者を呼びに出てくると言う、日本と違った経験をした。
これも個人旅行の収穫。その後彼女の目は、良くなってきた。
パリの美術館はほとんど並ばず,入れた。オルセーは、修復のせいか、以前より作品が少ないように感じた。
良かったのは、オランジェリー美術館、
モネのハスの花が楕円形の二つの部屋にそれぞれ四枚に区切られ合計八枚・・・白い壁と天井からの光で静かな空間を作っていた。
その部屋で小学生たちが、先生の説明を真剣に聞いている。
そういう風景は、ルーブルでもみられ、小さなうちからの教育に感心した。
パリオペラ座で「スメタナの売られた花嫁」のカーテンコール
もうひとつ、良かったのは音楽。
オペラ座のオペラ。衣装に凝らず、簡素化し、日本に比べると安い金額で鑑賞できる。
オペラ座はどの席も、舞台に遠くなく、オペラグラスはいらない。
本当に楽しめる。オランダのコンセルトへボーもホールの大きさと、音響の良さには驚いた。
私の好きなベートーベンのチェロソナタは満足出来た。個人旅行はゆっくり音楽鑑賞が出来る事が最高!
書き出したらまだまだ続く・・・何しろ7人の旅はいろいろあって楽しかった。
おみやげは、初日のチョコ、チーズ、バック、もっと持てたらもっと買いたかった。
しかし何しろ重い、やれやれでした。
今回の旅行に、こまごま準備してくださった、渡辺様に感謝しております。
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