シベリア・バイカル湖の旅に参加して

鈴木浩平


北海道育ちの私は若い時から、いくつかの理由でロシヤ(当時のソ連邦)に興味を持っていました。
少なくない友人が樺太(サハリン)からの帰還者であったこと、 学生時代に多少熱心にロシヤ語を学んだこともあって
一度はロシヤ、それも極東ロシヤ、シベリヤに行きたい、シベリヤ鉄道に乗ってみたいと思っていました。
また、最近やや自由時間が増えてきたので長らくご無沙汰していたロシヤ語の再学習を始めたこともあり、
今回のお話を耳にして喜んで参加させていただきました。
大学に長くおりましたので仕事上海外に行くことは結構多かったのですが、
いわゆる「ツァー旅行」に行ったことは1度位しかありませんでしたが、
今回の旅行は渡辺さんの企画の独自性、内容の豊かさ、参加された方々の個性、
それに幸いにして天候に恵まれた(晴れ男、晴れ女の存在?)こともあり私にとって長年の夢を実現できて、極めて嬉しく有意義な旅でした。
リーダーを始め、現地でのガイドの方々、旅行に同行下さった皆さんにお礼を申し上げます。
乏しいながらの私のロシヤ語の知識が皆さんのいくらかでもお役に立てたのなら幸いでした。
(実は現地の彼ら、彼女らが私の実力を“過信”(?)して早口で話すので冷汗の出たことも多かったのですが)。
今回の旅行の素晴らしさは、やはり極東ロシヤ、シベリヤの大自然をゆっくりと満喫できたことでしょう。
リストビャンカ近郊での5時間もの乗馬、オリホン島での荒々しい“ドライブ旅行”、
バイカルアザラシの発見(?)、バイカル沿岸鉄道やシベリヤ鉄道からの車窓からの展望、
それに何といっても世界最大のバイカル湖の雄大な景色、いずれも素敵でした。
また、オリホン島のフジ−ルでの子供たちとの交流、ウランウデでの年金生活者、
ブリヤード人レストランでのなどでの歌と踊りの交流、ディナ−の時の民族音楽、
シベリヤ鉄道車内で同室のロシヤ人、ウクライナ人との会話なども忘れ難い経験でした。

 現在、沢山撮った写真の整理をしながら自分なりの旅行体験記でも纏めたいなと考えているところです。
   最後になりますが、私にとって“古稀”の誕生日が出発日という記念すべき旅でしたが当地で誕生祝いをしてくださった皆さんに心からのお礼を申し上げます。

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