Mexico

講演会「1960年渡墨 海外で暮らして50年」の報告

1960年渡墨 海外で暮らして50年

主催: Joy of Travel, SHE Japan

講師: 冨田眞三


写真提供:黒坂靖子さん

新宿のイルミネーションを背景に24名(女9名/男15名)で50年前に志高くメキシコに渡り、功成り名遂げた冨田眞三氏のお話を伺いました。 知っているようで知らない国メキシコですが、冨田さんのお話は知らないことばかりでした。特に「メキシコファースト」の逸話に感動しました。日本の学校でもメキシコ移民の心意気をぜひ教えてほしいと思います。 冨田さんはテキーラとグラスとレモンまでご持参で、場を盛り上げてくださいました。美味しゅうございました。ありがとうございました。 参加のみなさん、お手伝いありがとうございました。 中でも撮影・DVD操作・総監督をボランティアしてくださった黒坂さんに感謝します。 
渡辺節子
「海外で暮らして50年」は120年前のメキシコ国へ渡った、35人の榎本殖民から、戦後メキシコに進出した、NISSAN,HONDAの現況までの、日本とメキシコの出会いについて話をさせて頂きました。 スペイン帝国最大の植民地だったメキシコの特徴は、人口の65%がスペイン人と現住民との混血であることです。そんなメキシコで10,000人強の日系人が歯学界始め多くの分野で高い評価を得ていることもお話しました。  そして70年前、榎本殖民の後継者である、二世のベニト・目黒氏が企画、製造販売した、学習ノートの表紙に「Mexico ファースト」のモットーが掲げられていたことを皆さまにご覧いただきました。目黒氏は日系三世たちに「Mexicoがファースト、何故ならMexicoは我々の国だから」と説いたのです。 この学習ノートは1997年の「日本人メキシコ移住100周年記念祭」の記念品として参加者全員に配られたものでした。  今、私はメキシコで50年暮らした日本人として、胸を張って「日本人として生まれて良かった」と言える幸せを噛み締めています。そして、私の第二の祖国について皆さまがたに親しくお話出来る、機会を与えて下さった渡辺先生に心より感謝申し上げます。
冨田眞三
昨日のメキシコオフ会ありがとうございました。講師の冨田真三さんの「海外に暮らして50年~メキシコ」の話をシエリト・リンドが流れる中、興味を持って聞くことが出来ました。榎本武揚のメキシコへの貢献、メキシコ国内での貧富の差、カンクン、アカプルコの栄枯盛衰など。特にメキシコを取り巻くラテンアメリカの国々の収入ランキングの話ではあまりの安さに驚きを隠せませんでした。またユダヤ人の団結の強さの話も印象に残りました。懇親会の席ではテキーラの飲み方も教わり、40度の強い酒もライムを入れてちびりちびりとおいしく頂きました。ラウンジからの新宿の夜景もきれいでしたね。この会を催して下さった渡辺節子さん、ありがとうございました。
田上有三
いつも、興味深い、楽しい、充実した時間を過ごさせて頂いております。 渡辺さんには感謝、感謝です!今回も素晴らしいお話でした。 冨田さんにはこのような機会を作って頂き、大変有り難く感謝しています。 お蔭様で今まで縁遠かったメキシコという国を大変身近に感ずることが出 来るようになりました。それもうわべだけではなく、本質的な深いところ で理解出来たことは大きな収穫でした。現地で長く生活した人 でなければ聞けない話ばかりでした。政治的、経済的な現象の背後にある もの、治安状況、スペインとの歴史的関係、日本人移民や日本が果たして きた役割等々、目からうろこでした。こうなると、さらに聞いてみたい ことがどんどん湧いてきます。又の機会が楽しみです。
小島伸一
新宿の美しい夜景を堪能し、メキシコに住んでみなければ分からない含蓄のある冨田さんのお言葉がずしりと残りました。サラダをいくら混ぜてもトマトはトマト、と。人生のほとんどを海外で過ごしてもやはり「日本人なのだ」と。 50年住んだ方でなければ語れない含蓄のある言葉がずしりと残りました。‬ 素晴らしいお話でしたね。メキシコから来ている学生を理解 出来るようにと参加しましたが、歴史や貧富の差、誘拐、 麻薬など一般の資料では分からない部分を教えて頂きました。 いつも素晴らしい企画をして頂き、また様々な方達との 交流も頂き本当に感謝でございます。 
森節子
昨日は富田真三さんを囲んでメキシコ在住50年の経験に 基づくメキシコのお話を伺い大変興味深くお聞きしました。 私も1972年30歳でブラジルに派遣されて、現地財閥と 4年間仕事をした経験があり、ラテン系の人たちのビヘイビアー に共通のものを感じました。 同時に長期海外移住の経験者とは思えない富田さんの物腰軟らかく 紳士然とした姿に接しすがすがしさを感じた次第です。 (テキーラファンになりました) 渡辺さんの企画、いつも興味深く楽しませていただいています。 富田さん、渡辺さんご両人に厚くお礼申し上げます。
中野暢夫・賀代子
渡辺様、冨田様、昨日は楽しい会合に参加させて頂きありがとうございました。 楽しいお話ありがとうございました。諸先輩の海外生活での活動は一筋あり感慨無量です。諸先輩達はみんな凄いです。 海外に出掛ける、住むことが簡単に出来る現代と違い、さぞや色々ご苦労も されたでしょう。それが今日の日本を築き上げてきたのだと実感します。 またの機会に色々お話伺えると豊かな時間が頂けるように感じます。 今後ともどうぞよろしくお願いします。
黒坂靖子
富田さんのお話は、歴史やデータを基にわかりやすく、興味深いものでした。特に印象に残っているのは、「新大陸はサラダボール。トマトはレタスになる必要はない」とのお言葉、50年現地に住んでも現地人と見なされないことのご説明でした。 私も1980年代にニューヨークの現地校、その他海外生活通算10年で感じたことでした。最近再会した、当時のアジア系米国人の友人は、皆アジア系の友人ばかりを持っていると言っていました。 日本は日本人にとって、自己主張する必要がない楽な国です。富田さんが今ほど情報のない時代に日本を飛び出し、メキシコで50年も住み続け、ビジネスをなさったことは尊敬致します。世界中の白人対非白人の対立構造も根深いと思いました。
澤田(一川)かほる

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