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§About Nanakusa

誰でも七草という言葉は知っていますが、 七草の全てを言える人はどれぐらいいるでしょうか?
私たちが七草について知っていたことは七草粥だけでした。
そこで私たちは七草とは何かについて調べました。 同時に秋の七草とそれぞれの草の医学的効果について学びました。 また万葉集七草に関する歌があることを知りました。
これらの植物の医学的効果を発見し春の七草粥という行事や秋の花見や歌として未来の世代に伝えた古代の人々の英知に驚きます。 古代の人々が桔梗朝顔すすき雄花という言葉を使っていたことを万葉集の歌から伺い知れるのは興味深いです。

Kanako Tsunoda, Shiho Wakiya, Michiko Sato, Kayo Nakajima







季節
早春, 秋




用途
[春の七草]  食材

[秋の七種]  草食




起源

古代中国の慣習




七草粥の起源

1月の最初にあるねのひ(子の日)に小松を根から引きぬき七種の草を入れた熱いスープを飲む習慣があった。



ねのひnanakusaと呼ばれることもある。



平安時代には御所にて毎年1月7日に七草粥が振舞われるようになった。



現在も七草粥が1月7日に振舞われている。






七草粥 [七種の草を入れたお粥]

米にせり、なずな、ごぎょう、 はこべら、 ほとけのざ、 すずな、 すずしろを入れて茹でる。
伝統的に1月7日に作られるのはこれらの草が邪気を払い、身体を守り、病を防ぐとの信仰に基づく。




なぜ「七草粥」
を食べるべきなのか

邪気を取り除いて、病気を防ぐため。



正月には食べ過ぎて胃を悪くする傾向がある。
正月のご馳走の後にはビタミンを豊富に含んだ胃に優しいお粥を食べるのが体に良い。



こうして新たな活力を得る。




♪♪ 春の七草の歌 ♪♪
haru no nanakusa no uta

せりなずな
ごぎょうはこべら
ほとけのざ
すずなすずしろ
これぞななくさ

北村季吟



北村季吟 (1624〜1705年)
源氏物語の研究をした江戸時代の歌人・学者。




♪♪ 秋の七種の歌 ♪♪

短歌 

秋の野に
咲きたる花を
指折り
かき数ふれば
七種の花



Sedouka 

はぎのは 
おばなくずば
なでしこのは 
おみなえし 
またふじばか 
あさごのは 

山上憶良 

*The orange parts are rhymes. 



山上憶良(710〜733年)
奈良時代 (710〜784)の歌人
75首が万葉集に収められている
内訳は、長11首、短歌63首、旋頭歌1首
貧窮問答歌が最も有名


旋頭歌 
577577からなる和歌。元々は 「めぐる」を意味。最初の半分は問いで残りの半分は答えになってる。



春の七草 秋の七種