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西洋風インテリアが多く見られる中で、最近和風インテリアが新たに注目を浴び始めてきました。
そこで、私たちは和風インテリアに多く使われる和紙に焦点を当てました。
私たちは、和紙工芸で盛んな、栃木県那須郡烏山町まで行って「烏山和紙」づくりにチャレンジしました。普段、あまり気にしてなかった和紙が、1本の楮の木からできるという伝統の技術や、職人さん達の苦労を知ることができました。その興味深い体験をみなさんに紹介していこうと思います。


下野国(栃木県)の産紙が歴史に登場するのは、奈良朝天平宝字四年(760年)のこと「写経料紙を産出す」とあります。以来今日まで絶えることなく漉きつがれてきました。建保年間1210年代の那須奉書江戸時代の檀紙・十文字紙・程村紙・西の内紙などは那須紙と総称されその強靱さと優雅さを持って広く知られました。しかし、最近は、歴史と伝統に輝く「烏山和紙」の産地は消滅し、現在は一ヶ所を残すのみとなりました。